山口長男「素描作品」

¥ 55,000 税込

商品コード: KTY1706001

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制作年:不明
技法:水彩
サイン:作家印
作品の状態:良好
マット内(約・縦×横):52.7×36.8cm
額(約・縦×横):72.8×56.8cm(既存額・黒)
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特記事項:山口道郎鑑定シール
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作家紹介

Takeo Yamaguchi
山口長男(1902〜1983)

日本の抽象絵画の先駆者のひとり。1927年東京美術学校(現・東京藝術大学)卒業後、荻須高徳とともに渡仏。 フランスではピカソ、ブラック、佐伯祐三、彫刻家ザッキンなどの影響を受ける。 戦後は二科展の再結成にあたり会員として参加、1933年 東郷青児・藤田嗣治を顧問に同期生の吉原治良、桂ユキ子らとともに二科会の前衛グループ「九室会」を結成。戦後は1953年 日本アブストラクト・アート・クラブ創立に参加するなど一貫して抽象表現を追求した。

1955年 第3回サンパウロ・ビエンナーレ、1956年 第28回ヴェネツィア・ビエンナーレ出品、その後、グッゲンハイム賞美術展、チューリッヒ市立美術館の「現代日本の絵画展」など、国外での出品を続ける。1961年、芸術選奨文部大臣賞など受賞多数。

1954年武蔵野美術大学教授、1982年より武蔵野美術学園学園長を務めたが、1883年東京小平市で死去。振り返れば1970年代は抽象といえば山口長男という感想をもらす美大生も多く見受けられた。油彩では黒の地色に黄土、赤茶色など限られた色しか用いず、形を追求し続けた。また、一見簡潔な色彩と筆さばきが特徴の素描作品なども垂直水平によるかたちの組合せを繰り返す独自の画風は現在にあっても評価が高い。