自由な色と、自由なかたち。
コルネイユとCoBrA
ギヨーム・コルネイユ(1922–2010)は、ベルギーに生まれ、オランダで学び、後にパリを拠点にコブラ派として活動した画家です。
鮮やかな色彩と伸びやかな線。鳥や女性、花、太陽といったモチーフが自由に組み合わされた作品には、どこか子どもの絵のような無邪気さと、生命力にあふれた楽しさがあります。
世界各地を旅したコルネイユは、アフリカや南米などの文化や風景からも多くの刺激を受けました。現実の風景をそのまま描くのではなく、記憶や想像を重ねながら、自分だけの色彩豊かな世界へと変えていきます。
1948年には、戦後ヨーロッパを代表する前衛芸術運動「CoBrA(コブラ)」の結成に参加。既成の美術のルールから離れ、もっと自由に、もっと本能的に描こうとしたその精神は、その後のコルネイユの作品にも受け継がれていきました。
コブラ派とは
CoBrA(コブラ)は、1948年にヨーロッパで生まれた前衛芸術運動です。名前はCopenhagen(コペンハーゲン)、Brussels(ブリュッセル)、Amsterdam(アムステルダム)の頭文字から。既成の美術や「上手に描く」という価値観から離れ、子どもの絵や民俗芸術などに着目しました。鮮やかな色、力強い線、自由なかたち、そして何より想像力を大切にしたのが特徴です。活動期間はわずか数年でしたが、その自由な精神は戦後ヨーロッパ美術に大きな影響を与えました。
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